Omi beer

近江麦酒

2017年創業、琵琶湖のほとり・大津市堅田に醸造所を構える近江麦酒は、1仕込み100ℓの超小型設備で多彩なビールを生み出すナノブルワリー。
「贅沢時間をクラフトしよう」を合言葉に、滋賀県産の果実やハーブ、さらに白麹など和の素材を積極的に取り入れます。
看板の〈糀エール〉は麹由来の柔らかな酸味と柑橘ホップが重なり、食中にも映える軽やかな旨さ。
ナノブルワリーだからこそ、季節限定ビールの醸造に力を入れており、飲むたびに土地の新しい表情と出会えます。
醸造所併設のビアカフェ〈OSANPO〉では出来たての一杯と「ビールに漬け込んだ唐揚げ」を楽しめ、小ロットならではの自由な挑戦と温かな空気を体感できます。

商品一覧

生産者

醸造を手がけるのは、代表兼ブルワーの山下さん。20年以上ITエンジニアとしてプログラム開発に携わった後、「よなよなエール」に感銘を受けて一念発起し2017年に近江麦酒を創業。醸造学は独学と全国ブルワリー巡りで磨き、緻密な数値管理で仕込みから販売まで一人で担います。併設ビアカフェ〈OSANPO〉では、スタッフと協働し、滋賀産素材を使った新作を毎月提案。手間を惜しまない姿勢が一杯に映え、自由な発想と職人気質が交差する温かなチームです。

原産地

醸造所は琵琶湖のほど近く、大津市本堅田の住宅街にひっそり。JR湖西線・堅田駅から徒歩15分、最寄りバス停の目の前という町角立地です。ガラス越しに1仕込み100ℓのステンレスタンクが並ぶ仕込み室を眺めつつ、隣接のビアカフェ〈OSANPO〉で出来たてをそのまま味わえるのが魅力。店内6席とテラス8席の小さな空間に麦芽の香りと湖風が行き交い、駐車場3台という控えめなスケールも温かい。地域の日常と旅人をゆるやかにつなぐ“まちのブルワリー”です。

ものづくり

近江麦酒の醸造室は自作の超小型設備で 1 仕込み100 ℓ。小回りが利くため、レシピを仕込むたびに微調整しながら経験値を積み重ねています。
白麹を使いクエン酸由来のやわらかな酸味を生かす〈糀エール〉など、和の素材で独自の輪郭を描くのも特徴。
仕込み後は低温熟成と瓶内二次発酵で自然な泡を整えるなど細部まで手間を惜しまず、安定した品質を求めて市水を採用する姿勢もこだわりの一端です。

想い

「贅沢時間をクラフトしよう」。近江麦酒が目指すのは、一杯で日常を少し豊かにする体験です。スローガンは「想いをカタチに。やってみたいをやってみよう」。滋賀の素材や季節のひらめきを小さなタンクに詰め、100本単位のロットでも“まずは挑戦”を優先。ビール造りを学べるラボ講座で新しい醸造家の芽を育てるのもその表れです。琵琶湖に吹く風を感じながら、誰もが気軽に「こんな味があったら」を語り合える場所を作りたい――だからこそ毎週のようにレシピを更新し、ビールを通じて“挑戦する喜び”を共有しています。